トピックス(2016年分)(各写真はクリックで別ウインドウに拡大表示されます)
長浜鉄道スクエア名誉館長としての仕事
2015年4月から縁あって長浜鉄道スクエアの名誉館長に就任しました。
我が国の鉄道歴史の中心地、長浜市には最古の駅舎「旧長浜駅舎」(滋賀県指定文化財)が現存。英国人技師の設計による唯一の駅舎です。
これまで、「小生の新幹線展」「関田克孝さんの鉄道絵本と懐かしのおもちゃ展」「真島満秀、写真展」「岡本憲之鉄道模型とおもちゃ展」を行ってきました。現在は「長浜と敦賀を結ぶ街道と鉄道展」を開催中です。
なお、平成29年1月7日から3月末までは、「白土貞夫 懐かしの絵葉書展」をおこないます。ぜひ、お越しください。
日本鉄道保存協会総会 2016
10月20日(木)は、博物館明治村で総会、事例発表、見学会、21日(金)は、京都鉄道博物館で見学会をおこないました。全国から会員、賛助会員、友の会、オブザーバー約70名が参加し、将来に亘る歴史的鉄道車両や施設・構造物等の保存活用に関して話し合うとともに情報交換や交流をおこないました。
明治村では、復活した歴史的蒸気機関車12号と5号の二両の特別運転が行われ喝采を浴びました。また、開館したばかりの京都鉄道博物館では、新たに国重要文化財に指定された123号や魅力あふれる歴史的車輌と対面し、感動でした。
なお、「丸瀬布いこいの森」は事例発表会で夏の台風で大きな被害報告がされました。参加者の皆様で募金を行い62,089円のご寄付をさせていいただきしました。
来年2017年は9月ごろにSLが復活運転される東武鉄道とわたらせ渓谷鉄道や足尾歴史館を会場といたします。詳細は、改めてご連絡いたします。
なお、開催にあたり、博物館明治村、JR西日本、京都鉄道博物館にたいへんお世話になりました。心よりお礼申しあげます。
一関市博物館「向井潤吉展」で安藤邦廣さん(筑波大学名誉教授)と対談(2016年10月16日)
茅葺民家を描く画家向井潤吉さんの特別展に合わせて講演会と対談が行われました。
日野市で講演(2016年9月24日)
シルクロードネットワークに加盟している日野市は、旧蚕糸試験場の歴史的建造物であり通称「桑ハウス」を保存のため購入。
これを記念して講演会が開催されました。
新潟市新津鉄道資料館で講演(2016年9月10日)
日本海縦貫線の魅力を「長浜鉄道スクエア名誉館長として講演しました。
内容は、我が国初の幹線交流電化の北陸本線や沿線の歴史を生かした観光まちづくりについてです。
講演の内容の一部が、新潟日報で紹介されました。
歴史を生かしたまちづくりセミナー vol.39〜石の記憶〜
横浜の歴史的建造物は、大谷石、房州石、鷹取石、鎌倉石、佐島石など各地の石切り場から横浜の港をとおって集められた「石」によっても彩られてきました。
今回は、横浜・山手のランドマークでもあり、大谷石で仕上げられた外壁が特徴の「横浜山手聖公会(横浜市認定歴史的建造物)」の聖堂(礼拝堂)を特別にお借りして、横浜の歴史的建造物と石をテーマにセミナーを開催します。チラシ(PDF)
日 時 2016年7月16日(土)13:30〜16:15
場 所 横浜山手聖公会 聖堂(横浜市中区山手町235)
内 容
(1) 横浜山手聖公会施工現場見学会の報告 笠井三義(JIA神奈川/カサイアーキテクチュラルデザイン)
(2) 講演 「石の記憶〜横浜の歴史的建造物と石〜」青木祐介(横浜都市発展記念館主任調査研究員/横浜市歴史的景観保全委員)
(3) パネルディスカッション
パネラー:安森亮雄(大谷アカデミー学科指導長/宇都宮大学准教授)
木嶋房由記(世界遺産アカデミー認定講師/木嶋房由記建築研究所)
鈴木裕士(金谷美術館理事長)
コメンテーター:青木祐介
コーディネーター:米山淳一(地域遺産プロデューサー/横浜歴史資産調査会常務理事・事務局長)
主 催 公益社団法人 横浜歴史資産調査会/横浜市 都市整備局
共 催 公益社団法人 日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部 神奈川地域会
後 援 大谷アカデミー
協 力 日本聖公会横浜教区 横浜山手聖公会・横浜クライストチャーチ
シルクロードネットワーク・新庄フォーラム2016の開催
2015年3月に公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)がNPO法人 街・建築・文化再生集団(RAC)と力を合わせてシルクロードネットワークを設立し、横浜開港記念会館で横浜フォーラムを開催しました。
2016年は、山形県新庄市でフォーラムを開催しました。全国から約60名の皆様が参加し絹文化の保全について語りあいました 。
日 程 2016年6月25日(土)〜26(日)
6月25日(土)講演会、シンポジューム、交流会
会 場 ニューグランドホテル新庄
6月26(日)
<講演会・シンポジウム>
挨 拶 シルクロードネットワーク代表幹事団体(公社)横浜歴史資産調査会 常務理事 米山淳一、NPO法人 街・建築・文化再生集団(RAC)代表 星 和彦、新庄市長 山尾順紀さん
基調講演 佐滝剛弘さん(高崎経済大学特命教授)「世界につながる日本の絹遺産」
基調講演 脇坂 隆一さん(国土交通省東北整備局 東北国営公園事務所長)シルクの文化を活かした地域づくり」
基調報告 武田一夫さん(新庄市教育長)蚕糸試験場の神様 平塚英吉」
調査報告 後藤 治さん(工学院大学教授)旧蚕糸試験場 新庄市場の調査報告」
事例報告 「地域の絹遺産の活用とこれから」鶴岡市、横手市増田町、前橋市、川越市、入間市、日野市、横浜市ほか
総括と閉会 米山淳一・星 和彦
<見学会>
新庄城址、新庄市郷土資料館、豪雪記念館、新庄エコロジーガーデン「原蚕の杜」(登録有形文化財)、矢作家住宅(重要文化財)ほか
*心のこもった特別の昼食*
新庄市は蕎麦ところ 「原蚕の杜」での昼食は、名人が打つ蕎麦に参加者は大満足で笑顔。
また、市長さんづくりの和風焼きそばも絶品でした。
新庄市の皆様ありがとうございました。
<2017年のシルクロードネットワーク フォーラム>
福島市で開催予定 ぜひご参加ください
茅葺フォーラム2016 イン 戸隠
一般社団法人日本茅葺文化協会では、6月11(土)総会交流会、12日(日)見学会を長野市戸隠で開催しました。戸隠は戸隠講で知られる修験の場。現在も戸隠神社に詣でる講の皆さんの祈祷や宿泊の場として宿坊が息づいています。そしてその多くが茅葺屋根を維持しています。江戸後期〜明治、大正期の建物が健在です。
近年、宿坊群を中心として重要伝統的建造物群保存地区を目指すための調査や住民合意形成が推進されています。
戸隠や長野県内からの茅葺民家等の保存活用事例報告の他、招来に亘る保存活用に関してシンポジウムが行われました。交流会では、茅葺職人、研究者、市民、学生、行政担当他、約100名が情報交換を行い盛会でした。
来年の開催は、岩手県北上市です。
写真で二日間を振り返ります
横須賀市民大学で講義を行います
家の近くの生涯学習センター「まなびかん」で昨年度後期に続き2016年度前期も行います。
獨協大学オープンカレッジで講義
2007年から始めた講義は9年目を迎えました。
広く、多くの方々に「歴史を生かしたまちづくり」を伝えてきました。本年も春期・秋期に行います。
鉄道ジャーナル(2016年6月号)から新連載「歴史の町並みを歩く」を始めました
第一回は高岡の町並み(富山県高岡市)です。
汎交通 論文「鉄道遺産の保存・活用の現状とこれから」(発行 一般社団法人日本交通協会)
「町旅」プロジェクトを推進
歴史的町並みをまちづくりに役立て地域活性化を目指している地町村への旅を推奨する「町旅」プロジェクトに地域遺産プロデューサーとしてお手伝いしています。
地方創生の一助になれば幸せです。「町旅」では投稿大歓迎です。お気に入りの町の情報をお待ちいたしております。ホームページはこちら。
人生は、旅、旅、旅です。合言葉は「笑顔になれる大人旅」さあ、出発進行。
講演会「地域遺産・歴史遺産講座」ー歴史を生かしたまちづくりと観光ー
獨協大学法学部事務局にお勤めの昼間さんの縁で、このたび巾着田で有名な日高市で講演を行うことになりました。
日高市はRAC研修会でも訪れた飯能市のお隣で、絹文化ゆかりの地でもあります。
日 時 2016年3月19日(土)午後1時30分〜3時
場 所 日高市武蔵台公民館 集会室(日高市武蔵台5−1−2)
港 鉄道 ヨコハマ プロジェクト ー鉄道がつなぐ横浜の歴史と文化ー
1872(明治5)年に新橋ー横浜間に鉄道が開通して今年で144年を迎えます。この間、鉄道は全国に延伸し、新たな新幹線システムまで構築され、わが国の経済、文化の発展に大いに寄与してきました。
鉄道発祥の地横浜は、絹貿易で大いに発展し、国際都市としてのポジションを得たと言えます。それ故、「みなと横浜」は誰もが口にする言葉ですが、船に積む荷物や船で運ばれた荷物の陸地側での運搬に鉄道が大きな役割を担ってきました。
現在、「汽車道」として整備されている遊歩道は、明治後期に敷設された横浜臨港線の廃線跡なのです。臨港線は赤レンガ倉庫や横浜港駅他に通ずる大切な動脈として活躍していました。しかし、かつて港に網の目のように張り巡らされていた鉄道もモータリゼーションの発達等で姿を消しつつあるのも事実です。
このプロジェクトを通じヨコハマヘリテイジでは、港のシステムの一員として大きな役割を果たしてきた鉄道にスポットを当て、その痕跡を探る調査を行ってきました。その成果を広く市民の皆さまに知っていただくとともに、将来にわたり歴史を生かしたまちづくりを推進していくための一助として講演会・シンポジウムを開催いたします。
日 時 2016年3月16日(水)午後7時〜9時 チラシ(pdf)
会 場 横浜市開港記念会館 講堂
内 容 講演:小野田滋 氏(公益財団法人鉄道総合研究所フェロー)
パネリスト:花上嘉成 氏(公益財団法人東武博物館名誉館長)
二階堂行宣氏(法政大学経営学部専任講師)
青木祐介 氏(横浜都市発展記念館 主任調査研究員)
斉藤大起 氏(神奈川新聞記者)
コメンテーター:小野田滋 氏
コーディネーター:米山淳一(公益社団法人横浜歴史資産調査会 常務理事)
主 催 公益社団法人横浜歴史資産調査会
後 援 横浜港大さん橋にぎわい創造委員会/横浜コミュニティデザイン・ラボ
協 力 横浜市都市整備局都市デザイン室
恵観山荘文化講座で講演 タイトルは「日本の茅葺民家」
日 時 2月8日(月)13:00〜14:00
どっこい生きている茅葺民家として全国に息づく茅葺民家、大内、白川郷、五箇山、美山他を訪ねます。合わせて茅葺職人や茅材の問題や課題についても触れます。
旧一条恵観山荘は国指定重要文化財です。合わせて見学し、その後お茶会がございます。お庭、山荘の織りなす歴史的空間はまさに世界の宝です。
ぜひ、お運びください。(鎌倉市浄明寺)
*詳細は、一般財団法人 茶道宗徧流不審庵にお問い合わせください。
「続・歴史鉄道酔余の町並み」が刊行されました(2016年1月29日)
歴史鉄道に乗って歴史的集落や町並みを訪ね、その町の地酒と肴で一杯と言う内容の紀行文です。
前回の「歴史鉄道酔余の町並み」と合わせると88か所の歴史の町を巡礼したことになります。ぜひ、旅の御伴にどうぞよろしくお願いいたします。全国書店で販売中です。
写真と文=米山淳一、オールカラー、230ページ、2,500円(税別)駒草出版
横須賀市民大学 後期講座10回
家の近くのウェルシティー「生涯学習センター」で講義を行っています。
なんたって近くて最高。大先輩方80名の皆様と約2時間楽しいひと時を過ごしています。
メニューは表参照ください。後期最終講義は、3月8日(火)