トピックス(2015年分)(各写真はクリックで別ウインドウに拡大表示されます)
新聞記事2種です
「歴史を生かしたまちづくり」関連の記事です。
1.神奈川新聞 「かながわ人」2017年9月26日
2.日本経済新聞「つむぐ」2017年11月13日
獨協大学オープンカレッジ「秋講座」
東日本編〜西日本編、合計10回をおこないました。
歴史的町並みと集落を訪ねる旅と地域の歴史を生かしたまちづくりや観光のお話を行っています。地方創生が叫ばれていますが、地域が輝かなければ日本国は輝かないのです。
表は、西日本編です。2016年も行いますので、獨協大学の案内をご覧ください。よろしくお願いいたします。
獨協大学で特別講義「歴史を生かしたまちづくりと観光」を行いました。
2017年12月15日(火)14時〜16時30分
「WATTRAIN」の世界会議を日本で開催
歴史的車両の動態保存を行っている英国をはじめとした国が加盟するWATTRAIN(本部・英国、会長デイビッド・モーガン)の世界会議を日本鉄道保存協会(代表幹事団体 公益社団法人交通協力会・会長 菅 建彦)がホストとして会議や見学会を行いました。
期間は、2017年10月23日(金)〜10月31日(日)、オプション11月1日(月)〜4日(木)でした。英国をはじめドイツ、イタリア、アメリカ、オーストラリア、アルゼンチンから約40名の皆さまが約2週間にわたって滞在され、日本鉄道保存協会会員やJR東日本、東海、西日本東武鉄道等、関係の皆様と交流を深めま、満面の笑顔で帰国されました。
*WATTRAIN会議は3年に一度開催され、1回目オーストラリア、2回目英国、3回目が日本。
写真でたどる会議・見学会の様子
合同シンポジュームパンフ
その4
10月24日(土)鉄道博物館ホール
WATTRAIN議初日に挨拶する
菅 建彦氏、右=モーガン氏、
左=大信田氏(鉄道博物館館長)
アルゼンチンのエンジニアが
「パナゴニア エクスプレス」
の復活プロジャクトを紹介。
機関車は日本の三菱製
各国の報告を受けて大井川鉄道の
石川氏がC11 190復活と
営業戦略を披露
総括を行うモーガーン会長は満足
10月25日(日)真岡鐵道
真岡駅では井田隆一真岡市長
兼真岡鐵道社長が出迎えてくれた
またとない好天に恵まれた
「SLキューロク館」前で記念写真
に収まるWATTRAINメンバー
10月26日(月)東京ステーションカンファレンス、交流会「銀座ライオン」
クライブ・モアー氏
(オーストラリア)が歴史的車両の
保存・活用の課題を話す
恒例の抽選会はゲストにも好評
日本鉄道保存協会加盟団体から
素敵な景品が満載
10月27日(火)JR東日本大宮車両所を特別見学
東武博物館では、三輪裕章館長
(東武鉄道常務取締役)がご挨拶
10月28日(水)大井川鐡道
千頭駅では歓迎行事として地元の
「赤石太鼓」が特別に披露された
定期列車や臨時列車と
賑やかな千頭駅
10月29日(木)JR東海「リニア鉄道館」、明治村
復活した12号にため息
10月30日(金)嵯峨野観光鉄道、京都
フェアウェルパーティーは
JR西日本主催
蔵坂広報部長が挨拶
笑顔で記念撮影
これをもって公式プログラムは終了
10月31日(土)からはオプショナルツアー。多くの皆様がそのまま参加されました。
11月1日(日)津和野
お世話になった
JR西日本の皆様とお別れ
11月2日(月)広島、宮島
宮島へは千田車庫から
最新鋭の電車を貸切乗車
JR連絡船で宮島へ。元仁堀航路で
活躍した「ななうら」に乗船
森岡さん曰く、唯一の国鉄連絡船
帰りは連絡船から夜景を楽しむ
11月3日(火)JR西日本津山機関車庫、片上鉄道
午後は、片上鉄道を見学
吉が原駅に貨物列車が
到着するシーンに感動
気動車も登場
以上で写真でたどるWATTRAIN世界会議・日本大会の報告は終わります。関係の皆様に心からお礼申し上げます。感謝
また、開催にあたり格別のご高配を賜りました公益財団法人交通協力会会長 菅 建彦様に改めてお礼申し上げます。
さらに、日本鉄道保存協会設立当初から24年間にわたりご指導、ご鞭撻を賜りました小池 滋先生、青木栄一先生に深く感謝申しあげます。
*写真と文 米山淳一
(真岡鐵道のみ写真 名取紀之)
「歴史を生かしたまちづくりファンド スタート記念コンサート」
公益社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)では、私たちの宝である歴史的建造物等を将来にわたり、保存・活用することを目的にファンド設立の募金活動を2015年9月より2017年9月まで行います。目標金額は3億円です。
近年、横浜市内では松坂屋、旧三井物産横浜支店倉庫の取り壊しなどが相次ぎ、貴重な歴史的資産が次々に失われています。横浜らしいまちづくりに歴史的資産の存在は不可欠です。もうこれ以上の取り壊しは防がなければなりません。そこで、広く募金活動を展開いたします。募金は、歴史的建造物を始めとした歴史的資産の調査、修理、取得、活用、管理等に使用させていただきます。市民、企業、横浜を愛する多くの皆様の温かいご寄附をこころより、お待ちいたしております。
また、このたび募金の開始を記念してコンサートを開催いたします。ぜひ、多くの皆様のご参加をこころよりお待ち申し上げております。
なお、コンサートの実施は、ピアニストの後藤 泉さんの格別のご高配によるものであります。こころより感謝いたします。
日 時:2015年9月29日(火)19:00開演 チラシ(pdf)
場 所:横浜市開港記念会館 講堂(国指定重要文化財)
主 催:公益社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)
後 援:横浜市都市整備局
〜チケットの売り上げの一部を「歴史を生かしたまちづくりファンド」に寄付致します〜
横須賀市市民大学で講演ー近代化遺産の魅力ー
(横須賀製鉄所(造船所)創設150周年記念事業講座)
日 時 8月17日(月)10:00〜12:00
会 場 横須賀市生涯学習センター
地元横須賀市で講演を行います。横須賀は我が国の近代化の原点の街です。
しかし、近代化遺産の保存・活用では今一つ。市民の皆様と魅力を再確認し、横須賀のポジションを考えてみたいと思います。
「金沢大鉄道博」を企画コーディネート
北陸新幹線の延伸で本年3月15日に金沢駅まで開業しました。
東京ー金沢間は、最速の「かがやき」号で2時間28分とこれまでの半分の時間になりました。首都圏から近くなった金沢は、連日観光客でにぎわっています。
金沢開業を記念して石川県立歴史博物館(赤レンガミュージアム)では、大鉄道博を開催することになりました。北陸線の歴史と新幹線の時代をテーマの中心に据えてプロデュースいたしました。
会場は、旧陸軍武器保管庫(国重要文化財)を再生させた素晴らしい空間です。ぜひ、お越しいただければ幸せです。
会 場 石川県立歴史博物館(国重要文化財)
期 間 2015年7月18日(土)〜8月23日(日)
横浜市大で特別講義・歴史を生かしたまちづくりと観光
2015年7月7日(火)
鈴木伸治さん(横浜市立大学教授)のご紹介で今年も講義を行いました。歴史を生かしたまちづくりに興味を抱く学生ばかりなので、講義後の感想文を読むと感動の連続でした。
全国に「歴史を生かしたまちづくり」が広がる予感がいたしました。
みんなで支える明日の歴史を生かしたまちづくり
2015年6月24日(水)午後6時30分〜
場 所 横浜市開港記念会館 講堂
講 演 「もう壊さない。歴史的建造物は横浜の宝」後藤 治氏(工学院大学教授)
シンポジウム
パネラー 鈴木智恵子さん(エッセイスト)
山本博士さん(山陽物産社長)
綱河 功さん(横浜市都市デザイン室)
コメンテイター
後藤 治さん
コーディネーター
米山淳一(公益社団法人横浜歴史資産調査会 常務理事)
元祖歴史を生かしたまちづくりで先駆的な街として全国に名を馳せた横浜市でしたが、近年は、歴史的建造物の解体ラッシュ的な旋風が吹き荒れています。「旧三井物産横浜支店倉庫」の取り壊しは、最悪で、絹の街横浜の基盤を失う結果となりました。
そこで、このような動きを食い止め、新たな手法を加味して「歴史を生かしたまちづくり」を推進することの決意を込めて講演会、シンポジウムを開催いたしました。
将来を見据えて当公益社団が免税団体であることをを生かして「歴史を生かしたまちづくり基金」の設立が結論となりました。
*基金スタートは平成27年9月〜3年間 3億円目標 よろしくお願いいたします。
「若桜鉄道SL運転社会実験」に参加と講演
2015年4月11日(土)若桜駅ー八東駅間で運転
若桜鉄道沿線活性化協議会顧問としてNPO法人市民文財ネットワーク鳥取の理事長渡辺一正先生や事務局長の太田ゆかりさんとともに約8年間にわたり、活動してきました。この間、C12167号のエアーでの運転、12系客車のJR四国からの購入、DD16形7号の転入、また因幡街道「若桜宿」の保存・活用提言など歴史的鉄道と町並み、さらに沿線の地域遺産の活用を推進してきました。
公募社長の登場により「SL運転社会実験」にあたり、現地で式典に参加するとともに「鉄道遺産を活かしたまちづくりと観光」と題し講演を行いました。若桜鉄道は、新たな時代を迎えました。ぜひ、訪ねてください。
シルクロード・ネットワーク・横浜フォーラム2015〜シルクロードでつなぐ街と人〜の開催
日 時 2015年3月14日(土)午後 横浜の絹遺産見学会・交流会
3月15日(日)午前〜午後 講演、事例報告
場 所 横浜市開港記念会館 講堂
<開催主旨>
横浜が安政6年に開港して以来、国際貿易港として発展してきた背景には、絹貿易が大きな比重を占めていたことを忘れてはなりません。今日、富岡製糸場と絹関連遺産が世界文化遺産に登録されましたが、絹産業関連の市町村は群馬県内にとどまらないのです。
そこで、公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)では、NPO法人RAC(群馬県前橋市)と力を合わせてフォーラムを開催いたしました。大会の最後に参加の皆様と一丸となって「シルクロードネットワーク」を設立することを大会アピールとして採択いたしました。当公社の2015年度総会の決議を受けて7月からネットワークの事務局とし活動を開始いたしました。
皆様のご参加をお待ちいたしております。なお、フォーラム開催に当たり中区より後援名義を賜り、三陽物産(株)モンテローザ、tvkコミュニケーションズ、大川印刷(株)、(株)タカシン、(株)山陽印刷様よりご寄附を賜りました。心より御礼申し上げます。
歴史を生かしたまちづくりセミナー「今を生きる古民家の保存と活用」を開催
2015年2月21日(土)に神奈川県庁旧議場で開催しました。約100名の皆様が参加されました。
記念講演「女手一つで甦らせた茅葺民家」村上和子さん
岩手県一ノ関市千厩で、江戸期の茅葺民家を行商をされた資金で修復。誰の手も借りずに長年かけて見事に甦った民家は、現在岩手県指定文化財になりました。その後、村上さんは茅葺学校を設立し、日常的に茅葺屋根を手入れすることを続けています。さらに、最近は、周辺の農村集落全体を守る運動を展開しています。
米山もこの運動応援のために一ノ関に講演に伺いました。
80歳を過ぎても情熱的に茅葺集落や民家の保存活動を続ける村上さんに敬意を表します。
基調講演「神奈川県に残る古民家」大野 敏氏(横浜国立大学教授)
シンポジウム
パネラー 飯田助知氏(横浜市指定文化財 飯田家当主)
清水靖枝氏(長屋門公園 事務局長)
コメンテイター 大野 敏氏
コーディネーター 米山淳一(公益社団法人 横浜歴史資産調査会 常務理事)
重要伝統的建造物群選定記念講演会「更級の商都・稲荷山の町並み」
姨捨の棚田の保存に15年、関わってきましたが、その間、気になっていたが稲荷山の町並みです。善光寺街道の宿場町から商業都市になった稲荷山には、豪壮な土蔵造りの町並みが残っています。このたび、3年間の調査や地元説明会を経て見事に国重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。全国で109番目、なんと最短の3年で保存地区になったのです。米山は後藤先生とともに委員会に参加しました。
今後、稲荷山の町並みは、地域活性化の切り札として活用が始まります。ぜひ、訪れてください。
日 時 2015年2月15日 13時〜15時30分
場 所 稲荷山温泉「杏泉閣」大ホール
講 演 「こらからの稲荷山の取組」後藤 治(工学院大学教授)
「海野宿の取組」 宮下知茂(海野宿保存会会長)
コーディネーター 米山淳一(地域遺産プロデューサー)
「東京湾要塞跡 国史跡指定記念シンポジウム」でコーディネーター
横須賀市には明治、大正期に建造された東京湾要塞群が残り、保存を行ってきました。
このたび、一連の要塞群が国指定史跡に指定されたのを機会に保存活用に向けた方策を考えるシンポジウムを開催いたします。
日 時 2015年2月1日(日)午後1時30分〜4時30分
会 場 ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀芸術劇場 小劇場)
基調講演 「東京湾要塞について」原 明氏(軍事史学会副会長)
シンポジウム
コーディネーター 米山 淳一 (公益社団法人横浜歴史資産調査会常務理事)
パネリスト 後藤 治 氏(工学院大学建築デザイン学科教授・元文化庁建造物課文化財調査官)
山下信一郎 氏(文化庁記念物課史跡部門文化財調査官)
野内 秀明 氏(横須賀市教育委員会事務局生涯学習課主任)
長浜鉄道スクエアで「光り輝く新幹線展」を企画プロデュース
2014年9月1日付で「長浜鉄道スクエア」(滋賀県長浜市)の名誉館長に就任したことをきっかけに「長浜鉄道スクエア」の活性化を推進することになりました。
その第一弾が東海道新幹線開業50周年・北陸新幹線開業記念を祝して展示会を行います。
展示品は、江戸東京博物館「東京オリンピックと新幹線展」で展示した新幹線資料、考古品、記念品、写真他の貴重な歴史的逸品ばかりです。
同時開催の春を呼ぶ「長浜盆梅展」(慶雲館)と合わせてご覧いただければ嬉しいです。
開催期間 2015年1月10日(土)〜3月15日(日)
場 所 長浜鉄道スクエア(滋賀県長浜市)
開館時間 午前9時30分〜午後5時
入 館 料 大人 300円(常設展示もご覧になれます)
詳細は長浜鉄道スクエアへ 0749−63ー4091
東京交通短大で講義
日 時 2015年1月10日(土)13時10分〜14時40分
場 所 東京都豊島区池袋
講 義 「鉄道遺産を活かしたまちづくりと観光」
日本ナショナルトラスト時代に行ったトラストトレインプロジェクトで親交の深い岩野弘一さんのご紹介で東京交通短大で特別講義を毎年1回行っています。
学生の皆さんは鉄道や旅行業界に就職する方が多く、鉄道に特に関心が高いです。これに合わせて近代化遺産としての鉄道遺産について講義をおこなっています。
一般の文化財に比べて出遅れ感のある鉄道遺産が、広く市民権を得るまでの道のりと、これらを活かしたまちづくりや観光振興についてお話ししました。当初は「活かそう鉄道文化財」1984(昭和59年)で日本ナショナルトラストが全国調査を開始したのが今日の原点です。文化庁担当者に「鉄道なんか文化財じゃない」と一瞥されたのがウソのような今日の状況に満足?かな。