活動歴
自然や歴史的環境の保全をめざし、衆議院議員岸信介事務所を経て財団法人観光資源保護財団(現 財団法人日本ナショナルトラスト)に1975年7月に入所、全国各地で保全活動に取り組む市民や行政、研究者、専門家等との交流や連携を通じ、調査、保護、啓発事業を実施、一方、欧米における環境保全活動の実状を学び、これを参考に我が国独自のナショナルトラスト活動のあり方を構築。
この結果、自然や歴史的遺産の取得、保存、活用、管理、公開、の手法を英国ナショナルトラストに、歴史を活かす町づくりの手法を英国シビックトラストにそれぞれ範をとり、この両面を合わせもち、かつ我が国の風土に合ったナショナルトラスト活動をめざすことを提言し、実践した。
成果として、白川郷合掌造り民家をはじめ10数件に及ぶプロパテイーを保有するとともに、全国各地で地域らしさを大切にした個性あふれる町づくりプロジェクトを推進。町づくりの拠点であるヘリテイジセンターの建設、鳴き砂ネットワークをはじめ全国ネットワークの設立等をおこなった。